防音性の高いパーテーションは?防音性を高める方法

防音性の高いパーテーションとはどういうものでしょうか。ここでは防音性の高いパーテーションを紹介するとともに、反響音に対する対策についても解説します。

パーテーションの中で防音性が高いのは?

パーテーションの中で防音性が高いのは、スチール製パーテーションや造作壁です。スチール製パーテーションは、凸型のスチール板をスチールの柱の枠に表裏からはめ込むため、パネルの間にすき間ができます。その隙間にグラスウールと呼ばれる吸音材を入れることで、防音性のある部屋を生み出すことが可能です。

造作壁も同じように、軽鉄の枠に表裏からボードを固定させます。その板の間の隙間にグラスウールを埋め込み、高い防音性を発揮します。また防音性を高めるには、通常一枚のボードを表裏2枚ずつ固定する方法もあります。

ローパーティションやアルミパーティションは、鋼板と鋼板の間に木材や紙材が入っているため吸音材を入れることができず、防音性の高い部屋をつくることが難しい点に注意が必要です。

音対策で注意するべき反響音

部屋の中で、声やスピーカーからの音は壁や天井にぶつかり反射をします。一度反射した音は、さらに反対側の壁で反射されます。反射を繰り返しながら、時間差がついて聞こえてくる複数の音が反響音と呼ばれる現象です。室内での反響音が気になり、悩まされる人も多いのではないでしょうか。

遮音は防音方法のひとつで、音を入れさせない・漏らさないことです。似たようなことばとして吸音がありますが、こちらは反響している音を減衰させる仕組みのことです。音が吸音材を通過した際、音を減衰させることが可能です。反響音の問題には、吸音対策が必要となります。

反響音への対策は?

パーテーションでの仕切りが多いオフィス内は、過度な反響音が残りやすい空間です。音は壁に当たって反射し、反射を繰り返すことで音はどんどん増幅されます。声が聴き取りづらかったり、いつでもざわざわしていたり、不快感のもとになる反響音。コミュニケーションの邪魔にもなるため、解決しなければいけない問題です。

反響音を解消するためには、パーテーションに吸音パネルボードも貼るとよいでしょう。吸音パネルボードにより、壁に当たる音を抑え、不快な響きを改善することが可能です。

その他オフィスで有効な音対策

オフィスで有効な音対策として、サウンドマスキングを導入する方法もあります。サウンドマスキングとは、周囲の音を包み込むことで気になる音を聞こえにくくする機能です。

ノイズマスキングは、騒音が聞こえなくすることが目的なのではなく、ノイズが気にならなくする空間を作ることが目的です。サウンドマスキングを導入することで、重要な会議も余計なノイズに悩まされることはなく、集中力を維持しやすい環境を構築することができるでしょう。

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